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物価高で家づくりを考える方が注意すべきこと

2025.04.10|家づくりのこと

こんにちは!想庵の村井です。
今日はちょっと真面目なお話を…www

最近、スーパーで「あれ?また値上がり?」と感じることが増えていませんか?
暮らしにじわじわと影響を及ぼす物価高の波は、家づくりにも大きな影響が・・・

「今が建てるの大丈夫?」
「予算はどれくらいに設定すればいいの?」
「やっぱり理想はあきらめないといけないのかな?」

「物価高の今だからこそ改めて大切にしてほしい家づくりの考え方」
できるだけわかりやすく噛み砕いてお伝えします。

どれもこれも手に入れるのは難しい

どうして家を建てるのか明確になっていますか?

最初に立ち返ってほしいのは、「なぜ家を建てようと思ったのか」という目的です。

それは、今の住まいに不便を感じているからですか?
子どもが成長してきたから?
老後を見据えて?
それともなんとなく“そろそろ”?

家づくりは大きな買い物であると同時に
「これからの暮らしをどうしたいか」
という価値観の表れでもありますよね。

目的がぼんやりしたまま進むと、打ち合わせのたびに目移りして
あれもこれもと足し算になっていき、勧めらえるがまま色々追加したりして…
結果的に予算オーバーまっしぐら。

逆に、「家族みんながリビングに集まる時間を大切にしたい」といった明確な目的があれば
必要な広さや間取りも見えてきます。

そして、予定にない物をついつい…ってことも避けやすい。

まずは、「自分たちにとって家づくりの原点」をしっかりまとめることからスタートしてみましょう。

 

優先順位をつけていますか?

家づくりには、たくさんの選択肢があります。

キッチンの仕様、収納の量、窓の大きさ、照明、外観のデザイン…
すべてにこだわろうとすると、あっという間に予算を超えてしまいます。

だからこそ、「自分たちにとって本当に大事なものは何か?」を決めることがとても大切です。

例えば、

  • 「家事動線の良さ」は絶対に譲れない
  • 「リビングは広めにしたいけど、個室はコンパクトでいい」
  • 「外観はシンプルでOK。でも断熱性能にはこだわりたい」

このように、「絶対必要なポイント」「あればいいけど無くてもいいポイント」を仕分けしていくと
家づくりはグッとスムーズになります。

優先順位がついていないと、「なんとなく選んだもの」の積み重ねが予算に拍車を掛け
後から後悔につながることも…。

逆に、しっかり優先順位がついていれば、優先度の高いモノを優先的に採用する事で予算の調整もでき
且つ満足度の高い家になります。

 

ミニマリスト思考って大切かも…

用途を重ねて賄えないか考える

例えば…
来客用の和室をつくりたい、という声を聞く事があります。
でも、実際に来客があるのは年に数回程度。普段は使わない空間になってしまうことも…。

そんな時に考えてほしいのが、「用途を重ねる」工夫です。

畳スペースを

  • 普段はお子さんの遊び場
  • 洗濯物を畳むスペース
  • 来客時は布団を敷いて泊まれる

このように1つの空間で複数の役割を果たせるように設計することで、スペースもコストも無駄が減り
現在の暮らし方にフィットする家にすることもできます。

ミニマリストというと“我慢する”というイメージがあるかもしれませんが、
本来は「本当に必要なものだけを大切にする」という考え方。

家づくりでも、「あれもこれも」ではなく「これでも十分OK」を見つけることが
後悔しない近道になるかもしれません。

 

全体の資金計画はライフプランに合っていますか?

 

  1. 総額はどうやって決めている?

多くの方が「家づくりっていくらかかるんだろう?」と不安を感じながら相談に来られます。

大切なのは、「どんな家が建てられるか」ではなく、「自分たちはどれだけ出せるのか」から考えること。

つまり、予算の総額は暮らし全体のバランスを見ながら、安心して払える額から逆算して決めるべき。

車の購入、子どもの教育費、旅行、老後の貯蓄…。
家だけにお金をかけすぎると、他の人生設計にしわ寄せがきてしまいます。

 

  1. 借りれる金額と返せる金額は違う

銀行が提示してくれる「借りられる金額」は、あなたの年収や勤続年数から算出された“上限”です。

でも、その金額をフルで借りてしまうと、毎月の返済でカツカツ…なんてことになりかねません。

大切なのは「生活を壊さず、安心して返せる金額」です。

車のローン、保険料、子どもの教育費、将来の家族の医療費…。
それらを見越しても、毎月ゆとりを持てる返済計画を立てることがとても重要です。

 

  1. 計画段階で全体予算をしっかり割り振りしてますか?

建物の費用だけに気を取られてしまうと、後から「外構工事にまわす予算がない…」となるケースも多いです。

土地の費用、建物本体、外構(駐車場・庭・フェンスなど)、登記・火災保険・引っ越し費用…
これらすべてが「家づくりに必要なお金」です。

特に最近は物価の影響で、外構工事の費用が思ったより高くなることも。
建物以外の費用もきちんとシミュレーションした上で、総予算をバランス良く配分することが大切です。

 

住宅ローンと自己資金

 

  1. 50年ローンって大丈夫?

近年増えている超長期ローン。月々の支払いを抑えられる反面、定年後も返済が続くリスクも。

若いうちは何とかなっても、将来は収入が減る可能性もあります。
病気、転職、介護、子どもの進学…。長期にわたる住宅ローンには「予測できないこと」がたくさん起こり得ます。
また、家のメンテナンスも定期的にまとまった金額が出ていきます。

「長く借りる=安心」ではなく、ちゃんと返していく為の様々なパターンのシュミレーションを考え
自分たちに合うのは?をしっかり吟味する事は当然ですが大切です。

 

  1. 金利は上がる

現在の金利はまだ低水準ですが、将来のことは誰にも分かりません。

変動金利を選んでいる場合、わずか0.5%の上昇でも数百万円の総返済額の差が出ることも。

「今が安いから大丈夫」ではなく、「上がったらどうなるか」も想定したうえでローンの種類や借入金額を選ぶことが
安心なローン計画につながります。

  1. 自己資金は万一の時の為に残しておく

家づくりにすべての貯金を使い切ってしまうと、いざという時に対応できません。

家を建てた後も、家具・家電の購入、車の買い替え、そして子供の教育費や転職、家族の入院など
…思わぬ出費はつきもの。

理想は「できれば万一の時でも半年は生活をキープできる程度はお金を手元に残す」
これができているご家庭は、住み始めた後の安心感が違いますよ!

 

物価高の今、家づくりは「現実」「夢」のバランスをどう取るかがとても重要になっています。

全部叶えられれば良いのですが、実際はなかなか難しい…

「本当に必要なもの」を見極める。
    無理なく返していける予算を考える。
    将来の暮らしまでイメージして計画する。

それが、長く幸せに暮らせる家づくりの第一歩です。

とは言っても家づくり、

「何から始めればいいか分からない…」という方

ぜひ、お気軽にご相談くださいね!

↓↓↓ご相談はコチラでも承ります!↓↓↓

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