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開け閉めをしないフィックス窓、どこに使う?

2025.10.13

こんにちは!

建築工房想庵の小倉です😊

最近SNSで見かける、光がたっぷり入る

おしゃれな窓のあるお家。

「うちもあんな素敵な窓にしたい!」

…でも、

「この窓って開くのかな?」「フィックス窓ってよく聞くけど何?」と

疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

今日は、フィックス窓(開け閉めをしない窓)と開けられる窓の違いと、

どこにどちらを使うのが良いのか、実例を交えてご紹介します!

 

 そもそもフィックス窓って?

フィックス窓(FIX窓)は、開け閉めをしないガラスだけの窓のこと。

「開かないなら意味ないじゃん!」と思うかもしれませんが、

実は家づくりにおいてとても重要な役割を持っているんです。

フィックス窓は景色を楽しむ「額縁」のような役割や、

光を取り込むための「採光専用」窓として使われます。

窓枠が少なくすっきりとしたデザインで、

気密性が高いため冷暖房効率も良好です。

一方、開けられる窓は風を通して換気ができ、

庭やバルコニーへの出入り口にもなります。

引き違い、縦すべり、掃き出しなど種類が豊富で、

用途に合わせて選べるのが特徴です。

 場所別!窓の使い分け実例

リビング・ダイニングでは、

掃き出し窓で庭への出入りや風通しを確保しつつ、

上部にフィックス窓を組み合わせると天井近くまで光が届きます。

吹き抜けや階段は、

手の届かない高い位置にフィックス窓を設置して

2階から光を落として全体を明るくすることができます。

ただ、高い位置にあると掃除が…

ちょっと考えどころではありますね!

階段の途中には縦すべり窓で風の通り道を作ると快適です。

寝室は朝の換気や空気の入れ替えができる開けられる窓が中心。

ベッド上の壁面に高窓としてフィックス窓を追加すれば

道路側でも視線を気にせず明るくできます。

玄関ホールは、

玄関扉を開けたときの風通しで十分なので、

フィックス窓で採光とデザイン性を重視するのが◎。

トイレや洗面所などの水回りは換気が必要なので、

小さめの縦すべり窓や上げ下げ窓が基本。

ただし24時間換気システムがあれば、

高い位置のフィックス窓で光だけ取り込む選択肢もあります。

まとめ|窓選びのポイント

窓は「どっちがいいか」ではなく、「どう組み合わせるか」が大切です。

その場所で換気や出入りが必要なら開けられる窓、

光や景色を楽しみたいならフィックス窓、

という具合に考えてみてください。

実際には、お家全体で考えるとほとんどの場合

「両方必要」なんです✨

窓選びで迷ったら、「この場所では何が必要?」

と一度立ち止まって考えてみるといいかもしれませんね!

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